メタボとは
まずは、メタボとは何なのかをおさらいしていきます。
メタボは「メタボリックシンドローム」の略で、糖尿病をはじめとする生活習慣病の前段階の状態を示すものです。
内臓肥満に高血圧、脂質異常、高血糖などが合わさった状態のこと差し、日本の診断基準があります。

メタボのリスク
肥満によって内臓脂肪が蓄積すると、体の代謝機能に狂いが生じ、脂質異常・高血糖・高血圧などを引き起こします。
肥満・脂質異常・高血糖・高血圧など、動脈硬化のリスクが3つ、4つと重なると、1つもない人に比べて心臓病の発症リスクは約36倍にもなります。(社会保険研究所©)
一つひとつの症状は軽くても、これらのリスクが重なると、血管が傷つき動脈硬化が急速に進行する可能性があり、脳卒中や心臓病など命に関わる重大な疾病を引き起こす原因となります。
自覚症状がないことが多く、メタボの状態を放置してしまうことが多いですが、自覚症状が出てからではもう既に手遅れなことが多く、メタボに該当してしまった場合には、早急な脱却を図ることが重要です。
会社担当者・経営者の皆さま
会社としてのリスク
上記に、メタボにおけるリスクを記述しました。
極端な言い方をすると、メタボの方はいつ病気になってもおかしくない状態である、と言えます。
つまり、メタボ社員が多ければ多いほど、会社としては、突然その社員が入院して休職してしまうリスクが隣り合わせにあるということです。
◆休職者一人当たりにかかるリスク
もし、従業員一人が休職すると、周囲に与える業務負荷が重く、そのコストは約412万円と言われています。
Aさん30代 年収500万 が休職すると……
休職前 約3ヶ月 | 休職期間 約6ヶ月 | 休職明け 約3ヶ月 |
---|---|---|
パフォーマンス低下による損失 月収△30% 約12万×3ヶ月 |
Aさんの仕事分担による残業 Aさんに関わる人事異動・採用 採用者の研修期間 Aさん有休・保障等 |
パフォーマンス低下による 損失 月収△30% 約12万×3ヶ月 |
36万円 | 同等3人分担:3人(1.25×30H) 求人・移動経費 30万 30万×3ヶ月 30万×6ヶ月 計:340万 |
36万円 |
急な休職ともなると例えば、進めていたプロジェクトがストップしてしまうことにもなりかねず、会社の事業としても大きな衝撃をうけます。
(バージニア工科大学 肥満関連の機能的パフォーマンス障害の人間工学的影響における研究)
肥満であることで血流が減少し、体内の酸素とエネルギー源の供給が乏しくなります。
そうなると身体はより早く筋肉を回そうとすることで、さらにエネルギー消費が激しくなり、疲労がたまります。
そのため、耐久力が低くなってしまうのです。
さらに、疲労した筋肉は、パフォーマンスを取り戻すために、その分長い休息を要することになります。
耐久力の低さと長い休息の必要性により、『肥満であることで生産性が低下している』といえます。メタボ社員を抱えているということは、会社としてこれだけリスクを持っているということなのです。
このような定量的なデータをもとに、社員改善の必要性を説いていくのはいかがでしょうか?
◆肥満であることによる生産性の低下
また、メタボ社員はその他の同世代と比べて、ケガのリスクも高いとされ、さらに、仕事の耐久力が40%低いとの研究結果がでています。(バージニア工科大学 肥満関連の機能的パフォーマンス障害の人間工学的影響における研究)
肥満であることで血流が減少し、体内の酸素とエネルギー源の供給が乏しくなります。
そうなると身体はより早く筋肉を回そうとすることで、さらにエネルギー消費が激しくなり、疲労がたまります。
そのため、耐久力が低くなってしまうのです。
さらに、疲労した筋肉は、パフォーマンスを取り戻すために、その分長い休息を要することになります。
耐久力の低さと長い休息の必要性により、『肥満であることで生産性が低下している』といえます。メタボ社員を抱えているということは、会社としてこれだけリスクを持っているということなのです。
このような定量的なデータをもとに、社員改善の必要性を説いていくのはいかがでしょうか?